ED後5主「いや、いやいやいや。彼女も幻だなんてそんなそんな……」
彼女に出来るキャラのコープランクが最大まで上がると特殊な選択肢が出るのですが
選択肢が出る前の(よく考えて答えた方がいいだろう)ってセリフに対して、1周目の私は
「怪盗団ってバレたし、ちゃんと答えないと今後協力してもらえないかも」と考えて
「今後も協力してね☆」的な選択肢選んでたんですよね……恋愛要素あるなら書いといてくれ。
わりとわかりやすい文章で表現されるゲームですら素でこんなことやるんだから、そりゃ
現実で友人から「恋愛ごとに関してはギャルゲの主人公ばりに鈍い」って言われますわいorz
というわけで、ここからはペルソナ5ザ・ロイヤルのクリア感想になります。
ペルソナや女神転生シリーズは、5を遊ぶまで全く触った事がなく二次創作も見たこともなくて
所々視界に入ってくる情報から見た目と音楽の良いオサレゲーくらいの認識しかない状態で
いったいどんな感じだろうとワクワクしていたのですが、実際に遊んでみると
私はオサレゲーを遊ぶのには相応しくない野暮天だった、という残念な結果になりました。
戦闘や買い物での選択肢ですら奥の背景やキャラがカチャカチャ動くので「……」となったり
選択肢を選ぶたびにキャラが「これか?」とか「やめよう」など喋るのでボイスオフにしたり
日常のステータス上げで使う「ファミレスで勉強をする」という選択肢が選べなかったり
(店の回転率を考えてしまって長時間一人で席を占領するという行為にストレスがかかる)
依頼の情報集めのなんかのためにバイトに確実に入らないと行けないのに、情報を得た後
「辞める」という選択肢が出ず、在籍したままサボりまくることになるのがストレスになったり
日常生活での人の反応などがそれなりにリアルだからこそどうしても選べない部分があって、
この辺は2周目プレイでも結局選ぶことができませんでした。
気にしない人は普通に楽しめるんだろうな……
色々肩の力を抜くことを覚えてテキトーができるようになった今ですらこんな感じだったんで、
学生時代にプレイしたとしたら怪盗団の面々にドロップキックかましたくなってただろうな、
って思いました。下手したらディスク割ってたかもしれない
やはりどんな名作も「出会うタイミング」って大事なんだなぁ…と。
ストーリーの内容に関しては、逆境から這い上がるというかなり王道な流れで楽しかったです。
正攻法ではどうしても勝てない相手に、自分たちでしかできない方法で挑んでいくというのは
怪盗団の面々の立場とうまく重ねることのできるとても好みの展開でした。
怪盗団の行動の結果が「殺害」ではなく「歪んだ心を盗んだことによる改心」なのも良いですね
どれほど憎い相手であったとしても、被害にあった人間が欲しいのは「金」でも「命」でもなく
まずは「心からの謝罪」だと思うので(許すか許さないかは被害者が決めるとして)、
悪いやつを無残な死に方させてやって(手を下した本人たちは)満足。
みたいな感じではなかったのが私的には大変好みでした。
戦闘に関しては選択式のRPGでほぼほぼ近接戦闘をしない、というのが新鮮でした。
普段のRPG戦闘だと物理ごり押しが多いプレイスタイルなので、ペルソナ召喚メインの戦闘に
慣れるまでは反射で攻撃ボタンを押してしまって「あ……っ」なっていましたが
な、仲間が優秀だったのでね…助かりましたね(涙
上記で色々書きましたが日常行動に関してはとても自由に行動することができて
遊ぶ人によって筋トレばっかりしたり、ゲーセンばっかり行ったり、仲間と交流したりと
主人公君が全然違う日常を送るんだろうなと思うと不思議な気分になります。
ほかのペルソナシリーズでもこんな感じで自由に色々できるものなんですかね?
あ、あとクリア後に他のペルソナシリーズについての色々を調べてみたところ
5主君はシリーズ主人公のなかでは屈指の不憫枠らしいので(4主が一番恵まれてるらしい)
ペルソナ主人公は毎回ひどい立場からスタートしてるわけではないとわかって一安心でした。
5主君は強く生きてくれ。
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